認知症・アルツハイマー症の治療に関しまして
現在、超高齢化杜会となり、認知症・アルツハイマー症の発症率も高くなっていますが、いまだに、その原因は、不明な点が多く、治療方法についても、各種試みられているが、確立されてはいません。日本においては、認知症の患者は2025年に国内で300万人を突破すると予測されています。
日々、当院におきましても、ご家族やケアマネージャー様より、認知症・アルツハイマー病の治療に関する相談、問い合わせを多くいただいています。
当院では、老人性痴呆症の有効な治療手技の一つとして成り得ると信じ、マッサージ、温灸を主とした
頚肩部へのマッサージ治療に注力して行っています。
認知症・アルツハイマー病の症状進行の一要因として、加齢やコリを原因とした、首周囲のの筋肉の硬縮により、脳への血行不良をおこし、脳細胞の栄養や酸素が不足した状態が続き、脳細胞が死滅、症状の悪化、進行に悪影響を及ぼしていると考えています。
そこで、当院では認知証、アルツハイマー症の方に対しては、
頚肩部へのリンパマッサージ療法を行い、首肩部の硬縮を緩和させ、血液の流れを改善、促し症状の進行を抑える治療をおこなっています。
アルツハイマー患者に対するマッサージ効果は科学的に立証されていないものの、患者様のご家族や施設の関係者からは、治療後、徘徊といった問題となる行動が以前より少なくなった、交流もスムーズになり生活の質の向上面で目を見張る効果があったという声やまったく治療していないときより、表情が無欲性からニコニコするようになり、協調性が出て、相手に理解を示すようになり、介護しやすくなったというコメントをいただいています。
また、マッサージをおこなってからは、体調が急に変化することもなく、手、足の冷たさもなくなり、関節や筋肉こわばりも軽減しているようだとの声もいただいています。
こういった声をもとに、在宅における、
頚肩部へのリンパマッサージ療法は、症状の緩和効果や、ご家族、介護者の介護力維持向上となる、有効な治療法として、予防医療の観点から進行を遅らせる一定の効果があると考えています。
今後とも当院では、その他の療法との組み合わせを加え、アルツハイマーの症状を改善させる治療法を追及し、少しでも皆様のお力添えになれるように取り組んでいきます。
※当院の認知症・アルツハイマーの治療も医師の同意があれば、
保険による診療が可能となっています。
ご不明な点がございましたら、遠慮なくお問い合わせください。
0120−013−089