認知症は何らかの理由によって脳の機能が低下し、
物事を正しく理解したり記憶したりする能力が衰え、
日常生活が円滑に行なえなくなる状態のことです。
認知症にはいくつかの種類がありますが、
日本人の認知症の70%はアルツハイマー型認知症といい、
β-アミロイドというタンパク質の一種が脳細胞を破壊したり
脳を萎縮させたりすることが原因で起こります。
認知症の発症メカニズムはまだ完全には解明されていませんが、
認知症を予防したり進行を遅らせたりする効果的な方法は
日々研究が進められており、タッチケアもその1つです。
最近、認知症患者への対応として、タッチケアが再注目されています。
ス ウェーデンでは、「タクティール・ケア(マッサージ)」が施設で行われ、
認知症患者のケアに応用されています。
このマッサージは、スウェーデン で開発され、グループホームや高齢者施設、
病院、知的障害施設、厚生 施設などで活用されています。
近年、スキンシップの効果として注目されている物質として、
オキシ トシンがあります。
オキシトシンは、射乳ホルモン、子宮収縮ホルモンとし て
知られてきたが、脳内においては認知能、社会認知能力などをつかさ どり、
対人関係を良好にする作用があるといわれます。
肌に触れることによって、オキシトシンは分泌され、対人関係が良好 になり、
学習能力が向上するといわれています。
スウェーデンのタクティール・マッサージに替わる方法として
日本の マッサージは、認知症患者へのケアの方法として
利用できるのではない かと考えられています。
とくに手足へのマッサージ(手揉み、足揉み)背部へのマッサージは
効果 的ではないかと考えられいます。
認知症はある日突然起こるものではなく、
歳を重ねるごとに少しずつ進行していきます。
ほとんどの場合、本格的な認知症に移行する前に
軽度認知障害(MCI)という認知症の一歩手前の状態を経ることになります。
この軽度認知症の段階でタッチケアを行なうと、
その後の認知症への進行が大幅に食い止められることや
症状が軽度で済むことが分かってきました。
ですから、明らかな認知症ではなくても認知症の手前の段階を把握して
タッチセラピーを行なうことが、認知症の進行を食い止める上で
とても大切です。
当院では、認知症、アルツハイマーの治療として、医師の同意があれば、
健康保険で鍼灸マッサージ治療を受けることができます。
無料体験マッサーも随時受け付けておりますので、
お気軽にお問合せ下さい!
思いやり在宅マッサージ 0120−013−089